更年期障害の治療
更年期障害の治療方針は、問診や症状の自己チェック表、さらに心理テストなども組み合わせた結果から、患者の性格・気質、また社会的・家庭的環境などの背景にある要因を考え合わせて、治療方針を立てることになります。
更年期障害の治療は、一般的には薬物療法とカウンセリングが中心になります。特にのぼせやほてり、発汗、動悸などの血管運動神経症状には、ホルモン補充療法がもっとも有効な治療法です。しかし、ホルモン補充療法が使えない人や使いたくない人には、漢方療法や自律神経調整薬、向精神薬などを用います。また、その人の症状や治療効果などから、ホルモン補充療法と漢方療法、その他の治療薬を併用する場合もあります。また更年期症状の改善には、マッサージ、指圧、アロマテラピーなど、様々な代替医療が軽視できない重要な治療法です。
一方、不安やうつ症状などの精神神経症状が強い場合や、精神症状が主体で、背景に環境の変化や心理的な要因が大きい場合には、薬物療法にカウンセリングなどの精神療法を組み合わせた治療法が行われます。これらのほかにも自律訓練法や、アロマテラピー、園芸療法、森林浴、音楽療法など、自分で症状を軽減できる療法もあります。
現在運動療法としては、ヨガや気功、ウォーキングなどが更年期の症状を改善したり、軽くして免疫力を高めることがわかっています。また、食生活や趣味、友人関係などのライフスタイルを見直し、自分から生活環境をより快適にしていくことも、更年期には大切なことです。